
那覇高で使っている教材とカリキュラム
使用している教科書は2021年度以前の入学生と、2022年度以降の入学生とで異なるようです。これは、2022年度の入学生からは学習指導要領が新課程となったためですね。
2021年度以前
- コミュニケーション英語の教科書:ENRICH LEARNING ENGLISH COMMUNICATION(三省堂)
- 総合英語(文法):コーパスクラウン総合英語
2022年度以降
- コミュニケーション英語の教科書:FLEX English Communication (増進堂)
- 総合英語(文法):ヴィジョンクエスト
共通
- 単語帳:database 4500
この記事は那覇高校が公開しているシラバスや那覇高生へのインタビューをもとに作成しています。より良い記事にしていくために、もし内容に誤りや不十分な点などがあれば教えてください!
教科書のレベルについて
いずれの学年も、教科書本文のレベル自体は旧帝や早慶上智などの難関大学を除けば対応可能なレベルです。
しかし、受験英語の勉強において教科書はそれほど重要ではありません。
英語の学習では、単語と文法の基礎を確実に固めておくことが最重要かつ最優先です。
特に高1・高2生は、普段の学習は教科書よりも単語・文法をメインにすることをおすすめします。
総合英語(文法)について

総合英語とは、高校英語で学習する文法事項を体系的・網羅的にまとめたものです。
コーパスクラウン、ヴィジョンクエストともにレベル的にはあらゆる大学入試に対応可能です。
しかし、総合英語の本は非常に分厚く、解説も淡々としていて自学自習には向かないことが多いです。英文法の理解は授業を通して行い、総合英語は分からない文法事項を調べるための辞書として使うことをお勧めします。
授業だけでは全て理解しきれない、高1のころ授業をあまり聞いていなかったが、今になって文法を勉強し始めた、という人には、総合英語よりもわかりやすい英文法の参考書を購入することをお勧めします。
英文法は、分かりやすい参考書を使うと学習効率が驚くほど変わります。文法が苦手、嫌い、という人は分厚い総合英語や単調なワークブックが原因の可能性もあるので、ぜひ参考書を使ってみてください。
お勧めの参考書は下記の通りです。
- 大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】

英文法の基礎から学び直したいという人におすすめです。特に、中学の英文法も自信があるとはいえない、という人には絶対おすすめです。知識が羅列された解説書というよりも語り口調で文法を教えてくれるように説明しているので、読みやすく分かりやすいです。
- 深めて解ける英文法input

中学レベルの内容が分かっている人はこっちがおすすめです。この本も語り口調で書かれており、イラストも豊富なのでとても分かりやすいです。別冊で要点ハンドブックがついているので見直しや調べものもしやすいです。
単語帳について

データベース4500の基本情報は以下の通りです。
レベルは、高校基礎~MARCH・地方国立大学です。英単語に加えて英熟語も掲載されているため、MARCHまでの私大や、琉大などの国立大志望ならこれ1冊で単語は十分です。
ただし、入試本番まで時間がない、という人にはおすすめしない単語帳です。
データベース4500は、関連した英単語をまとめ、テーマ別に並んでいるという点に特徴があります。同じテーマの単語をまとめて覚えることで記憶に定着しやすくなるというメリットがある一方で、出題頻度順に並んでいないというデメリットもあります。
入試本番まで時間のない受験生は、『システム英単語』や『ターゲット1900』など、出題頻度順に並んでいる単語帳を使用することをおすすめします。
MARCHより上のレベルの大学を目指したい、という人は『速読英単語 上級編』や『リンガメタリカ』など、ワンランク上の単語帳を使用しましょう。
学校教材以外に取り組むべき教材
文法が固まった人は「英文解釈」に取り組みましょう。
単語と文法が英語力の前提であることは説明しましたが、単語と文法だけわかっていても実際に長文を読むとなると難しいのが現実です。文法が実際の英語の中でどのように使われるか、一つの文の中で文法事項がどう組み合わさり、重なり合うか、そしてそれをどう見抜くか、を知らないからです。
こうした力を育成するのが英文解釈です。文法の学習が一通りすんだら、英文解釈に取り組むようにしましょう。おすすめの参考書は、『肘井学の読解のための英文法が面白いほどわかる本』『英文読解入門 基本はここだ!』などです。
英文を素早く、正確に読めるようになるために、ぜひ英文解釈に取り組みましょう。

那覇高生におすすめの英語の勉強計画まとめ
琉大や日東駒専・MARCH下位レベルの大学
高1・高2では、授業の進度にあわせて徹底的に基礎を固めましょう。
特に単語と文法は必ず復習をし、確実に知識を定着させるようにしてください。
また、教科書の長文などもしっかりと理解し、音読しておくようにしましょう。リスニングも授業だけでなく自主学習で取り組むことをおすすめします。
プラスアルファで英文解釈や長文問題集に取り組んでおけば英語は完璧です!
高1・高2の学習がしっかり定着できている人は、高3になってから受験勉強を始めやすくなります。
夏休みが終わるまでに、入試の長文問題に太刀打ちできるくらいの読解力をつけておけるよう、高3に入ったら英文解釈や長文問題集に取り組むことをおすすめします。
リスニングは、問題集や過去問などを使用して短い時間でもいいので毎日取り組んでください。オーバーラッピングやシャドウイングを行うと学習効果が高いです。
あとは、志望校の傾向や自分の能力によって英作文も練習しておけば、少なくとも英語に関しては安心です。
高1・高2の基礎が不安、という人は文法・単語帳を最優先に進めてください。
文法は参考書を購入して短期集中で取り組みましょう。単語帳は、『ターゲット1900』や『システム英単語』などを使用することをおすすめします。
琉大より上の国立、MARCH上位以上の私立大学
高1・高2のうちから学校よりもワンランク上の学習を進めておくようにしましょう。
単語・文法は学校の進度を無視してどんどん進め、学校の授業で復習する、というくらいにしておくことをおすすめします。
文法を先取りして学習するのであれば、『深めて解ける英文法input』などの参考書を使用すると効率よく進められます。
文法・単語の基礎が固まったら、英文解釈の学習を行うことをおすすめします。
高3では、必要に応じて『速読英単語 上級編』などのワンランク上の単語帳に取り組みましょう。英文解釈も『基礎英文解釈の技術100』をこなせるレベルまで進めておくことが必要です。
高3から難関大学を目指す、という場合には、1年間でこれらを仕上げる必要があります。
無駄なく最短ルートで合格までの計画を立てるためにも、一度学習相談を受けることをおすすめします。受験のエキスパートが、無料で一人一人に合わせた勉強計画アドバイスを行うので、効率的に学習を進めていくのに必ず役立ちます。
那覇高生におすすめの勉強計画まとめは以上になります。
ここでの内容はあくまで一般論で、実際は志望校や自分の学習状況に合わせて計画を立てる必要があります。今後は、那覇高生向けに志望校別の詳細な勉強計画も作成予定です!
また、自分にあった効率的な勉強計画が知りたいという人は、ぜひメアライズの無料の学習相談会を受けてみてください。受験のエキスパートである東大生や難関大学、琉大生があなた専用の学習プランをアドバイスします!
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